無数の三日月の中で
太陽の光は、無数の三日月の木漏れ日になった。
光はそれまで太陽の丸い形で世界に降り注いでいたんだね。
21日の月曜日は、ちょうど撮影で笠間のアトリエ風土記にいました。
朝7時前に、もうろうとしながら起きたら、
南天真さんの一家はすでに庭でどうしたら見えるか対策中。
あれやこれやしてるうちに、
家具を作ってる工房から溶接の時に使マスクを持ち出して、
見てみたら、わお、すごくきれいに見える!
緑色の三日月になった太陽。
でもマスク越しでも、カメラには写らなくてシクハクしてた。
どんなにフィルダーをかけても、光が強いのかな。
で、ふと周りを見たら三日月の形がハンコを押したように一杯だ。


天真さんの背中にもいっぱい。

きっと覚えてないだろうけど、
君は金冠日食の中を歩いてたんだよ。

次に星達が一直線に並ぶ時、
私たちはどうしてるんだろう。