ありがとう。いっぱい。ZEBRA ONEでした。

台風上陸を目前にした午後5時半。
リハーサルが終わってふと入り口の方を見ると、
並んでる方が見えて、本当に本当に嬉しかったです。
午後、沢山の台風キャンセル。
そうですよね。
何せ、台風直撃ですから。
一部、電車は動かないし、
ニュースでは、早く帰宅するように呼びかけてる。
ライブが終わる9時頃には、
東京直撃とか言ってる。
帰れなくなる可能性大です。
普通止めときます!
ほんとに、諦めてました。
そんな嵐の中、来てくださった皆様には、本当に頭がさがります。
本当にありがとう。
皆さんに力をもらいました。
30日、ライブの前は、大切な友達の告別式。
棺の中の美樹ちゃんの身体に、最後のさよならを言いました。
でも、もう美樹ちゃんは、そこには居ないと分かる。
ママさんの横で、ママさんを守ってる。
そんな事考えながら、涙でぐじゅぐじゅになっちゃって、やばい、と思う。
夜、ライブなんだよな~。
あ~。
むくれちゃうじゃん。
嵐の中、下北沢へ。
美樹ちゃんの一部も一緒に来てたはず。
だって、めっちゃ音楽が好きな子だったから。
音倉の階段を下りながら、どんどんZEBRA ONEモードになってく。
そしてリハーサル。
そして、ほぼ満席の中、本番を迎えることが出来ました。
雄大くんのピアノからライブは始まります。
1曲目は「ピアスを探して」。
皆、何かを探して生きてる。
探し物が何なのか。
それが分かれば、ほぼ見つかったようなものだね。
2曲目は「POTAPOTA」。
ポタポタしてる人の中でも、ピカいちの雄大くんの歌から始まります。
楽しい曲だ~。
3曲目は「Final Valentine」。
もう20年近く前に一緒に作った曲。
歌詞を先に渡して作ったような気がするな。
4曲目は「名前」
雄大という名前になろうと奮闘してきたんだね。雄大くん。
十分、ゆうだいだよ~。
何かをダメって言われたことないし~。
5曲目は「オレンジ」
冷蔵庫に入れたまま忘れないようにね。
ちょっと賞味期限が過ぎたくらいの納豆は食べます。(笑)
あ、話違う?
6曲目は「母の手」
昨夜の母の手は、また一段と良かった。
息子と母って、又格別な想いがあるよね。
特に、長男はね。
ここでちょっと休憩。
後半は、きゃわいい紫門ちゃんのコーナー
1曲目は「Grand-Pa」
小さい時の紫門ちゃんとおじいちゃんが見えるような歌詞です。
そんなおじいちゃんが欲しかったな~。
2曲目は「童神」
わが子をあやす曲です。夏川りみさんが歌ってますよね。
もしかして、30日当日紫門ちゃんが台風で新幹線が止まったら、
来れない可能性もあって、代わりに歌おうかな、と思ったのですが、
歌詞をよく読むと、私には無理!って思いました。
紫門ちゃんは、暖かい母のような瞳で歌ってくれました。
素晴らしいです。
いつか、私も歌えるようになれるかな~。
3曲目は「TWO OF US」
ここで、私も一緒にね。
たのし~~。
4曲目は「太陽のナイフ」

この歌は、普段封じ込めてる壊れそうな自分が出てきて、やばくなります。
壊れかけてる大人に、君だけじゃないよ、と伝えたい曲です。
雅さんのベースが心の奥深くに、ぐいぐい入ってきます。
間奏の中で、いろんな映像が浮かびます。
光のようにピアノが降り注いでいました。
5曲目は「シンデレラ・ドリーム」
歌ってて幸せになる曲!
ちょっとニール・サイモンの映画のワンシーンのような、ね。
6曲目は「冷蔵庫が小さくうなる夜」
薫さんのパーカッションドラム?と雅さんのベース?気持ちいい~。
今回、薫さんはキックも持ってきてくれました。
こんなセットで叩く薫さん、初めて~!
7曲目は「シンプルオニオン」
ここで、サックス菅原組長が飛び入りで~。
この難しいかなり変態なコード進行をやらせるなんて、
これはかなりいじめです~~。
きゃはは。
組長、ありがとう~。
8曲目は「ワッフル」
ここで、また紫門ちゃんに入ってもらって一緒にね。

Ah ひとりになって~歌でもうたってればいいの~~
は会場中、一緒にね。
楽しかった~~。
そしてアンコールは、
「a Song for Christmas」
雄大くんが、キャラメルボックスの為に書いた曲です。
そして新曲「フラワーチャイルド」
以前はヒッピーとかフォークロアと言われたファッションが、
今はちょっと優しい感じで、森ガールとか言われて帰ってきてる。
もしかしたら、ファッションの表面的なものじゃなくて、
ファッションと繋がってたLOVE&DREAMやLOVE&PEACEを、
もう一度取り戻そう、って事なんじゃないかな?
そんな気持ちから出てきた曲です。
最近雄大くんが私に渡してくれた5曲の中から、初めに出来た曲。
これからも、又、作っていくね。
嵐の中、来てくださった皆さん。
本当にありがとう。
長い一日を走りぬける力をありがとう。
薫さん、素晴らしいパーカッションドラムだった~。
もっともっとやりたいね。
雅さん、力強くロマンティックなベースをありがとう。
紫門ちゃん、美しい声をありがとう。
組長、難しい曲トライしてくれてありがとう~。
美樹ちゃん、空から、ありがとう。
そして、音倉のまちのさん、PAの方(名前忘れちゃった、ごめんなさい)、
そして、打ち上げにワインをご馳走してくれた庄野真代姉さま。
本当にありがとうございました。
あ、そうそう、
ゆーらい。
おちかれぴー。

photos by Jun Tendo & Fumio Kimura